AGAの見分け方と抜け方の特徴!生え際・頭頂部から薄毛になる初期症状を解説

AGA(男性型脱毛症)は日本人男性の3人に1人が思春期以降に発症すると言われている進行性の脱毛症ですが、正常な抜け毛とは何が違うのかAGAの見分け方について解説しています。
AGAが発症するメカニズム、生え際や頭頂部から薄毛になるのはAGAの初期症状なのか、抜け方の特徴や自分でAGAか見分ける診断方法についてまとめ、AGA発症の原因である5αリダクターゼのⅠ型・Ⅱ型の見分け方、AGA以外の脂漏性脱毛症、円形脱毛症、抜毛症の特徴と見分け方についても紹介しています。
無料カウンセリングやAGAセルフチェックが行えるAGA治療・薄毛治療が行えるクリニックも5院ピックアップしているので、薄毛・抜け毛が気になる方はもちろん、自分でAGAなのか見分けたい方も参考にしてください。
AGAとは?発症するメカニズム

AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略称であり、男性型脱毛症のことです。
AGAは主に遺伝や男性ホルモンの影響を受け、思春期以降の20歳以上の男性に起こることが多い進行性の脱毛症で、薄毛や抜け毛に悩む男性のほとんどがAGAを発症しているとも言われています。
まずは、なぜAGA(男性型脱毛症)を発症するのか、そのメカニズムについて解説したいと思います。
AGAは毛髪がヘアサイクル(毛周期)を正常に保てなくなることで発症すると言われており、ヘアサイクルに影響を及ぼし乱してしまう原因となるのが男性ホルモンの「DHT(ジヒドロテストステロン)」です。
しかし、DHT(ジヒドロテストステロン)は最初から体内に存在するわけではありません。
男性の生殖器や副腎皮質から思春期以降に分泌量が増加する「テストステロン」という男性ホルモンが、男性の口ヒゲ周辺、ワキ周辺、前頭部周辺などに存在する還元酵素の一種である「5αリダクターゼ」によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されます。
5αリダクターゼ自体がAGAの直接的な原因ではありませんが、5αリダクターゼが活性するほどAGAが発症するリスクが高まるということです。
5αリダクターゼにより変換されたDHT(ジヒドロテストステロン)は、毛根周辺などのアンドロゲンレセプターと結合して、成長期を短縮させる指令を出す脱毛因子の「TGF-β」を増加させます。
脱毛因子の「TGF-β」が増加して成長期が短縮することで、毛髪の生成・成長が止まって脱毛を促すヘアサイクルになってしまうというのがAGA発症のメカニズムです。
AGAの見分け方と抜け方の特徴・初期症状

AGAによる毛髪の抜け方は、AGA以外の脱毛症と明らかに異なる特徴があるため、AGAを発症しているのか、ある程度は見分けられると言われています。
次はAGAによる毛髪の抜け方の特徴とAGAの初期症状について説明するので、AGAの見分け方の参考にしてください。
薄毛・抜け毛は一般的に加齢に伴い進行していきますが、AGAは年齢に関係なく男性なら誰でも発症する可能性があり、生え際や頭頂部のどちらか一方、または両方が薄くなってしまう脱毛症です。また、AGAを発症しても頭部全体が薄毛になることはなく、毛髪が抜ける部分は生え際や頭頂部と限定されており、側頭部や後頭部の毛髪は抜けにくいという特徴があります。
AGAの初期症状としては以下のようなものがあるので、思い当たる症状がないかチェックしてみましょう。
抜け毛がいつもよりも多い

毛髪には1本1本に寿命があり、髪が伸びる「成長期」、髪の成長が止まる「退行期」、髪が抜ける「休止期」ということを繰り返しており、これをヘアサイクル(毛周期)と呼んでいます。
AGAを発症しているとヘアサイクルの「成長期」が短縮され、いつもの2倍以上の毛髪が抜け落ちることで、「抜け毛がいつもよりも多い」と感じるようになります。
季節の変わり目などにも一時的に抜け毛が増える傾向がありますが、季節に関係なく継続的に抜け毛が多い場合はAGAの初期症状かもしれません。
髪にハリやコシがなくなった

AGAを発症すると毛髪は正常なヘアサイクルを保てず、髪が伸びる「成長期」が短くなり、毛髪が十分に成長できず新しく生えてきた毛髪が太く成長する前に抜け落ちてしまいます。
そのため、正常な毛髪に比べて1本1本が細く弱々しくなり、「髪にハリやコシがなくなった」と感じるようになります。
髪の毛にハリやコシがなくなり、まとまりにくくなることでセットしにくくなったと感じたり、抜け毛の中に細く弱々しい毛髪が増えてきたと感じた場合は、AGAの初期症状かもしれません。
頭皮がかゆい

AGAを発症させる原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)がアンドロゲンレセプターと結合すると、皮脂線を刺激して皮脂の分泌を増やします。
そのため、皮脂の分泌が活発な部分には湿疹ができやすくなり「頭皮がかゆくなる」ことがあります。
頭皮がかゆいだけではAGAを発症しているとは限りませんが、AGAの初期症状で頭皮がかゆくなる可能性もあります。
AGAは進行性の脱毛症のため、初期の段階で進行を抑えることが大切です。
まだ薄毛になっていなくても、AGAの初期症状に少しでも当てはまる場合は早めに対策をするようにしましょう。
AGAの初期症状状に当てはまるものの自分がAGAなのかよくわからない場合や、自分ではAGAか見分けるのが難しい場合は、無料のオンラインカウンセリングを行っているAGA専門のクリニックもあるので相談してみるといいでしょう。
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AGAになる可能性があるのか自分で見分ける診断方法

まだAGAクリニックに相談するのは早いと感じている方のために、自分でAGAになる可能性があるのか診断できるセルフチェックリストを用意してみました。
自分がAGAになる可能性があるのか見分けたい方は、以下の項目をチェックしてみましょう。
- 抜け毛が以前よりも増えたと感じる
- 細く短い産毛のような髪の毛が多くなったと感じる
- 髪の毛が思春期以降から薄くなり始めた
- 頭皮に赤みやかゆみがある
- 額の生え際から髪の毛が後退した
- 頭頂部(つむじ)の髪の毛が薄くなってきた
- 額の生え際、頭頂部(つむじ)の両方から髪の毛が薄くなってきた
- 父または父方の親類に薄毛の人がいる
- 母または母方の親類に薄毛の人がいる
以上のセルフチェックリストで、自分がAGAになる可能性があるのか見分けることができます。
1つでも当てはまる項目がある場合は、「AGAになる可能性」または「AGAを発症している可能性」があります。
AGAは進行性の脱毛症で発症すると自然に治ることは期待できないため、治療をせずに放置していると薄毛が進行してしまいます。
チェックリストで当てはまる項目がある方や抜け毛・薄毛が気になる方は、AGA専門クリニックの公式サイトにもAGAセルフ診断などがあるので試してみてください。
次に、どのような症状があるとAGAを発症している可能性があるのか、AGAの見分け方を3つ紹介したいと思います。
AGAの見分け方①抜け毛の本数をチェック!
人間の頭皮全体の頭髪の本数には個人差がありますが、約10万本程度生えており、一般的な健康な人でも1日に50本~100本ほどの髪の毛が抜け落ちると言われています。
1日に100本もの髪の毛が抜け落ちるのは多いと感じると思いますが、1日に100本程度は正常な抜け毛の範囲内でヘアサイクルが乱れていない場合は新しい髪の毛が生えてきます。
1日の抜け毛の本数を数えるとAGAなのか見分けることができますが、抜け落ちた全ての髪の毛の本数を正確に数えることは難しいので、枕に付いた抜け毛やシャンプー時などに抜け落ちた髪の毛の本数を目安として覚えておくと、AGAなのか自分で見分けることができるでしょう。
AGAを発症している場合は、正常な抜け毛の2倍以上の髪の毛が抜け落ちると言われているので、1日に200本以上の抜け毛がある場合はAGAを発症している可能性があります。
ただし季節の変わり目などには一時的に抜け毛が増える傾向があるので、季節に関係なく抜け毛が多いと感じた時に1日に抜け落ちる髪の毛の本数をチェックしてみましょう。
AGAの見分け方②生え際・頭頂部の見た目をチェック!
AGAを発症すると、額の生え際、つむじ周辺の頭頂部から毛が細くなり薄毛になることが多いという特徴があります。
AGAの見分け方としては、生え際・頭頂部が薄くなるため見た目で判断できることが多く以下のような3つのタイプに分類されています。
■M型
M型は額の生え際の両サイドから生え際が後退し、つむじ周辺の中央部分は薄毛にならないという特徴があります。
頭部を上から見た時に「M字」に見えるタイプのAGAで、生え際が徐々に後退していくため、なかなか気付きにくい傾向があります。

■O型
O型はつむじ周辺の頭頂部から細くコシのない髪の毛が増え、頭頂部のみ薄毛になっていくという特徴があります。
頭部を上から見た時に「O字」に見えるタイプのAGAで、正面から見ても分かりにくいため自分では症状が進むまで気付かない傾向があります。

■U型
U型は額の生え際全体が後退し徐々におでこが広くなり、生え際に加えつむじ周辺の頭頂部も薄毛になることもあるという特徴があります。
額の生え際の髪の毛が全て後退していくため、頭部を上から見た時に「U字」に見えるタイプのAGAで、自分でも気付きやすいという特徴があります。
また、O型のAGAも併発することが多いことから3つのタイプのAGAの中でも深刻度が高い傾向があります。

AGAの見分け方として、生え際・頭頂部が薄くなっているか、または両方とも薄くなっているかで判断できるので、薄毛・抜け毛が気になり始めたら自分で生え際・頭頂部の見た目をチェックしてみましょう。
AGAの見分け方③抜け毛の太さ・髪のボリュームをチェック!
「成長期」「退行期」「休止期」の3つのステージを繰り返すことをヘアサイクルと言います。
髪の毛には寿命があり古くなった髪の毛は抜け落ちますが、ヘアサイクルが正常な場合は新しい髪の毛が生えてくるため全ての頭髪がなくなることはありません。
成長期・・・髪の毛を生成する毛母細胞の細胞分裂が最も活発で、髪の毛が太く長く育つ期間
退行期・・・毛母細胞の細胞分裂が衰え、髪の毛が成長しなくなる休止期へ移行する期間
休止期・・・毛母細胞が活動を止めて成長して古くなった髪の毛が抜け落ちる期間
AGAを発症していない一般的なヘアサイクルは、「成長期」が約2年~6年、「退行期」が約1週間~2週間、「休止期」が約3ヶ月~4ヵ月と言われていますが、AGAを発症すると髪の毛を太く長く育てる期間である「成長期」が徐々に短くなり約数ヶ月~1年になってしまいます。
AGAを発症していると髪の毛が太く長く育つ期間である成長期が短くなってしまい、太く長く育つ前の髪の毛が抜け落ちてしまうため、正常な抜け毛に比べ抜け落ちた髪の毛の太さが細く短いものが多くなるので、抜け毛が気になり始めたら抜け毛の太さをチェックしてみましょう。
また、スタイリングやセットがしにくくなったと感じる場合も、ヘアサイクルの乱れにより新しく生えてきた毛が太く成長する前に抜け落ちてしまうことで、髪の毛1本1本が細くなりハリやコシがなくなり髪にボリュームがなくなっているからかもしれません。
AGAの見分け方で紹介したように、「抜け毛の本数」「生え際・頭頂部の見た目」「抜け毛の太さ・髪のボリューム」をチェックして、該当する症状がある場合はAGAを発症している可能性があるので、無料のオンラインカウンセリングを行っているAGAクリニックなどで専門医やカウンセラーに相談してみるといいでしょう。
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AGA発症の原因5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型の見分け方
5αリダクターゼはAGAを発症する直接的な原因ではありませんが、5αリダクターゼが活性化することでAGAを発症するリスクが高くなります。
5αリダクターゼは人間の体内に存在する還元酵素の一種でⅠ型とⅡ型があるので、それぞれの特徴やAGAとどのように関わるのかなど、AGA発症の要因になる5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の見分け方について解説します。
5αリダクターゼが多く存在する場所
5αリダクターゼⅠ型は、ほぼ全身の毛乳頭細胞や皮脂腺に多く分布しており、頭皮には側頭部、後頭部に存在しています。
5αリダクターゼⅡ型は、頭皮、ワキ、ヒゲ、陰部などの毛乳頭細胞に分布しており、頭皮には生え際や前頭部、つむじ周辺の頭頂部に多く存在しています。
頭皮に存在する5αリダクターゼⅡ型は、生え際や前頭部、つむじ周辺の頭頂部に多く存在しているため、AGA発症の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されやすいことが分かっています。
5αリダクターゼとAGAとの関係
5αリダクターゼは人間なら誰でも頭皮に存在するものですが、5αリダクターゼの活性度が高いと脱毛の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)が発生しやすいため、AGAを発症するかどうかは5αリダクターゼの活性度に左右されると言えます。
5αリダクターゼの分泌量は遺伝により決まると言われており、5αリダクターゼの活性度は優性遺伝のため両親のどちらかが活性度が高い遺伝子を持っている場合は、その遺伝子を受け継ぐ可能性が高いでしょう。
また、5αリダクターゼのほかにもDHT(ジヒドロテストステロン)と結びついて脱毛因子「TGF-β」を増加させる男性ホルモンレセプター(受容体)の感受性が強いとAGAを発症しやすいと言えます。
男性ホルモンレセプターの感受性の高さは隔世遺伝により受け継がれるため、両親がAGAを発症していなくても祖父母や先祖にAGAを発症している方がいれば、その子孫は男性ホルモンレセプターの感受性が強い遺伝子を引き継ぐ可能性が高いでしょう。
また、男性ホルモンレセプターの感受性の強さは母方から遺伝するため、母親の家系にAGAの人がいる場合は、その遺伝子を受け継ぐ可能性が高いといえるでしょう。
ただし、両親の遺伝子が必ず子供に遺伝するとは限らず、生活習慣やストレスなど様々な要因が重なることでAGAを発症することもあるため、5αリダクターゼの分泌量などの遺伝子的な要因はあくまでもAGAの発症に関係があるひとつの要因として覚えておきましょう。
AGA発症の要因5αリダクターゼⅠ型Ⅱ型の見分け方
5αリダクターゼⅠ型はほぼ全身の毛乳頭細胞や皮脂腺に分布し、頭皮では側頭部や後頭部に多く存在しており、皮脂が過剰に分泌されやすいという特徴があります。
皮脂量が多いからといってAGAを発症するわけではありませんが、皮脂の分泌量が増えることで頭皮環境が悪化する可能性があります。
5αリダクターゼⅡ型は頭皮、ワキ、ヒゲ、陰部などの毛乳頭細胞に分布し、頭皮では前頭部や頭頂部に存在する酸素で、頭部では脱毛しますが、それ以外の部分の毛が生えやすくなるという特徴があります。
髪の毛は抜けるのに髪の毛以外のヒゲなどが生えやすくなっている場合は、5αリダクターゼⅡ型の影響を大きく受けており、AGAを発症している可能性があります。
5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型では、それぞれ異なる特徴があり、5αリダクターゼⅡ型がAGA発症の直接的な要因になりやすいですが、5αリダクターゼⅠ型もAGA発症の間接的な要因となる可能性があることを覚えておきましょう。
また、5αリダクターゼのⅠ型かⅡ型か見分けることは難しいため、正確に見分けたい場合はAGAクリニックの無料カウンセリングなどを利用して相談してみましょう。
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AGA以外の脱毛症の見分け方|種類と特徴

日本人男性の3人に1人がAGAを発症すると言われていますが、男性の薄毛が全てAGAというわけではありません。
ここではAGA以外の脱毛症、脂漏性脱毛症、円形脱毛症、抜毛症の特徴、AGAと何が異なるのか見分け方についても解説します。
脂漏性脱毛症
脂漏性脱毛症とは、頭皮に赤みやかゆみ、フケなどの症状が現れる脂漏性皮膚炎という皮膚炎が起こり、症状が悪化して抜け毛がみられるようになります。
脂漏性皮膚炎は頭皮のほかに、まゆ毛、鼻の両わき、鼻唇溝部、こめかみ、耳の裏側などが赤くなったり細かい皮膚がこびりつくことがあり、自然に治ることは難しく明確な原因も分かっていません。
遺伝的要因、環境的要因、精神的ストレスなどが原因として考えられていますが、そのほかにも皮膚に常在しているマラセチア菌というカビの一種が皮脂を栄養源として急激に増えるためという説もあります。
AGAとの見分け方としては、AGAが主に生え際と頭頂部から抜け毛が増えるのに対して、脂漏性脱毛症は頭皮にべたつきやフケなどの症状が現れ、症状が悪化すると髪の毛が抜けてくるという特徴があります。
脂漏性皮膚炎が原因で起こる脂漏性脱毛症はAGA治療薬では改善できないため、皮膚科を受診して外用薬を処方してもらいましょう。
円形脱毛症
円形脱毛症とは、頭部に円形や楕円形の脱毛斑が現れ、10円玉程度のサイズのものから頭部全体に広がるサイズのもの、眉毛、まつ毛、体毛などまで脱毛する重度なものまで、脱毛範囲や症状が様々です。
円形脱毛症の原因については様々な説がありますが、疲労や感染症などの肉体的や精神的ストレスや体質的な要因で免疫機能に異常が生じ、自分の体の一部分を異物とみなして攻撃してしまう自己免疫疾患によるものと言われています。
円形脱毛症を発症する40%以上の方が、アトピー性疾患を持っていることが多く、半数以上が本人または家族にアトピー性皮膚炎、気管支炎、アレルギー性鼻炎のいずれかの疾患が認められるようです。
また、ストレスは血管を収縮させて頭部への血流を悪化させ、その結果、毛根に栄養が行き届かなくなってしまうので精神的ストレスも円形脱毛症を時期起こす要因のひとつと考えられています。
AGAとの見分け方としては、AGAが徐々に抜け毛が増えて薄くなっていくのに対して、円形脱毛症は部分的な髪の毛が一気に抜け、脱毛範囲と髪が生えている部分との境目がはっきりしているという特徴があります。
円形脱毛症もAGA治療薬では改善できないため、皮膚科を受診して医師の指示に従い適切な治療を行いましょう。
抜毛症
抜毛症とは、自分自身で髪の毛を抜いてしまう疾患で、髪の毛やまつ毛を無意識で抜いてしまったり、自覚を持って抜いていても抜くという行為をやめられられず、重症化すると頭皮の一部の髪の毛がまるごとなくなってしまうこともあります。
抜毛症の1番の原因がストレスや不安によるものとされており、抜毛症になった方が抜いた髪の毛を食べてしまう食毛症を併発していることもあります。
AGAとの見分け方としては、AGAは自分の意思に関係なく薄毛になってしまうのに対して、抜毛症は無意識または意識的に自ら髪の毛を抜いてしまうという特徴があります。
抜毛症はAGA治療薬や皮膚科では改善できないため、心療内科を受診してカウンセリングや治療薬を処方してもらい適切な治療を行うようにしましょう。
AGAかもと思ったら?専門クリニックに相談を!

AGAは進行性の脱毛症のため、治療せずに自然に治るということはなく、発症すると徐々に薄毛が進行していきます。
しかし、AGA治療が行えるクリニックで、できるだけ早く症状に合わせた治療をスタートすることでAGAの進行を抑え、薄毛を改善することが期待できます。
「AGAの見分け方と抜け方の特徴・初期症状」で説明したような「抜け毛が増えてきた」「髪にハリやコシがない」「頭皮がかゆい」などのAGAの初期症状がある方はもちろん、なんとなく気になる症状があり「AGAかも?」と思う場合も無料カウンセリングなどを利用して早めにクリニックで相談してみましょう。
この後は、無料カウンセリングが行えるAGAクリニックを5院ピックアップして紹介しているのでチェックしてみてください。
無料カウンセリングが行えるAGAクリニック5選!
AGAの初期症状に当てはまる方や、AGAかカウンセリングのみ受けたいという方も無料カウンセリングを利用して相談できるように、無料カウンセリングを行っているAGAクリニックを5院ピックアップして紹介しています。
AGA治療をスタートする方が分かりやすいように、AGAクリニックの特徴、AGA治療方法や治療にかかる費用などについてもまとめているので参考にしてください。
ただし、AGA治療は全額自費で行う保険適用外の自由診療になることを頭に入れておいてください。また、AGA治療薬で頭皮のかゆみ、めまい、吐き気、頭痛などの副作用を伴う可能性があるため、治療をスタートする際は医師からの説明をしっかりと受けるようにしましょう。
※AGA治療の効果には個人差があります。一般的に効果を実感できるまでにおよそ6ヶ月から1年ほど治療を続ける事が推奨されています。
AGAスキンクリニック
- カウンセリングから治療薬処方まで対応のオンライン診療が利用できる
- 全国にある50院以上のクリニック間の移動が可能
- オンライン診療でも健康に配慮した治療が行える
- 条件が合う場合は全額返金制度が利用できる
投薬治療 | 注入治療 | 植毛 | オンライン診療 |
---|---|---|---|
〇 | 〇 | 〇※1 | 初診からOK |
AGAスキンクリニックはAGA専門のクリニックで、カウンセリングから治療薬の処方まで対応しているオンライン診療も利用できます。
全国に50院以上ありクリニック間の移動が可能なので、急な引越しでも転居先の地域にAGAスキンクリニックがあれば同様の治療を継続して受けられます。
AGAスキンクリニックでは飲み薬と塗り薬を用いた投薬治療、注入治療、自毛植毛によるAGA治療が行え、複数の治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療を行っているため、それぞれの症状や予算に合わせた治療が受けられるでしょう。ただし、自毛植毛に対応しているのは東京品川院のみなので、自毛植毛を検討している方はカウンセリング時に相談するか、東京品川院に直接問い合わせてみてください。
AGAスキンクリニックではスマートフォンやパソコン、タブレットを使用したビデオ通話によるオンラインのカウンセリングや診療が行え、AGA治療の内容にもよりますが、治療薬が体に与える影響がないかなどの判断をするために血液検査を行うなど、対面診察と同様に健康に配慮した治療が行えるという特徴があります。
6ヶ月治療を継続しても効果がないと判断され条件が合う場合には、治療にかかった費用を返金してくれる「全額返金制度」が利用できるので、AGA治療が初めての方はもちろん、治療効果に不安がある方もAGA治療をスタートしやすいでしょう。
AGA治療法 | 飲み薬(フィナステリド・ザガーロなど) 塗り薬(ミノキシジル) 注入治療(メソセラピー・ミノキジェット) 自毛植毛※1 |
---|---|
主な治療費用※2 | ■予防・AGAの進行を遅らせたい方(内服薬) 初診:3,700円/月 再診以降:6,200円~/月 ■発毛を希望の方(内服薬) 15,400円~/月※3 ■効果的な発毛を希望の方(内服薬+外用薬) 38,500円~/月 ■より効果的な発毛を希望の方(内服薬+外用薬+注入治療) 93,500円~/月※3 ■自毛植毛※1 基本料金220,000円+1,067円~4,290円/1グラフト |
カウンセリング費・診察費等 | 初診料・再診料・カウンセリング料:無料 オンライン診察料:無料 |
血液検査 | 無料 |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・デビットカード・コード決済・医療ローン |
オンライン診療 | カウンセリングから治療薬の処方まで完全対応 治療薬の送料:無料 |
公式サイト | https://www.agaskin.net/ |
(※1)植毛を希望している場合にはAGAスキンクリニック東京品川院でのみ対応しています。対象の地域の方には交通費補助もあり。
(※2)名古屋院・宮崎院・東京美容外科諫早院・山口院・佐賀院・クリニカタナカでは料金が変動
(※3)12ヵ月コースの場合
CLINIC FOR(クリニックフォア)
- カウンセリングから治療薬処方まで対応のオンライン診療が利用できる
- 最大半年分の治療薬をまとめ買いできる
- 定期配送を利用すると通常価格よりも割安に治療薬を購入できる
- 条件が合う場合は全額返金制度が利用できる
投薬治療 | 注入治療 | 植毛 | オンライン診療 |
---|---|---|---|
〇 | × | × | 初診からOK |
CLINIC FOR(クリニックフォア)は対面診療を行っているクリニックですが、初診から対応しているオンライン診療も利用できます。
内科や皮膚科、専門外来、美容皮膚科などの診療を行っているクリニックで、どのクリニックでも自費診療の一部としてAGA治療が受けられます。
CLINIC FOR(クリニックフォア)は東京や大阪を中心に展開しているクリニックですが、オンライン治療を利用することで全国どこからでも、住んでいる地域に関係なくAGA治療が受けられます。
CLINIC FOR(クリニックフォア)のAGA治療は、内服薬と外用薬を用いた投薬治療を行っており、治療薬は1ヶ月分、3ヶ月分、半年分と購入でき、まとめ買いをすると通常価格よりも1ヶ月あたりの費用が安くなります。
オンライン診療で定期配送を利用すると毎月自動で決まった日に治療薬が届くため、忙しい方でも継続してAGA治療が行いやすく、定期配割引が適用になるため通常価格よりも安くAGA治療薬を購入できるでしょう。
治療薬が合わないと感じた方が一定の条件を満たすと利用できる「全額返金制度」が設けられているため、初めてAGA治療を受ける方や治療薬に不安がある方でもAGA治療をスタートしやすいでしょう。
AGA治療法 | 飲み薬(フィナステリド・ザガーロなど) 塗り薬(ミノキシジル) |
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主な治療費用 |
■予防プラン(フィナステリド) 1ヶ月分:4,015円 定期配送:初月0円 2ヶ月目以降3,412円※1 ■発毛ライトプラン(フィナステリド+ミノキシジル内服) 1ヶ月分:10,780円 定期配送:9,163円 ■発毛基本プラン(フィナステリド+ミノキシジル内服+サプリ) 1ヶ月分:16,280円 定期配送:13,838円 |
カウンセリング費・診察費等 | 予約料、診察料:0円(薬の処方が無い場合は診察料1,650円) |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・デビットカード交通系IC・QRコード決済・GMO後払い |
オンライン診療 | カウンセリングから治療薬の処方まで完全対応 治療薬の送料:550円 |
公式サイト | https://www.clinicfor.life/ |
(※1)予防プランの初月0円キャンペーンは決済ページでクーポンコード「TRY」を入力した時に適用されます。
AGAヘアクリニック
- カウンセリングから治療薬処方まで対応のオンライン診療が利用できる
- カウンセリング・診察・会計まで完全個室で行える
- オンライン診療でも健康に配慮した治療が行える
- クリニックが定めた条件を満たしていると利用できる全額返金制度がある
投薬治療 | 注入治療 | 植毛 | オンライン診療 |
---|---|---|---|
〇 | × | × | 初診からOK |
AGAヘアクリニックは東京と埼玉と大阪、千葉にあるAGA専門のクリニックで、専用アプリを使用してカウンセリングから治療薬の処方まで対応しているオンライン診療も利用できます。
対面診療ではカウンセリング、診察、会計までが完全個室で行えるなどプライバシーへの配慮がされているため周りの視線を気にすることなく通院できます。
AGAヘアクリニックでは内服薬と外用薬を用いた投薬治療を行っており、初診や再診の診察料、カウンセリング料が無料のため、AGAを発症しているか分からない方や、AGA治療が必要なのか相談したい方も利用しやすいでしょう。
オンライン診療では専用の価格が設定されており、AGA治療の内容により医師が血液検査が必要と判断した場合には自己採血による血液検査を行うなど、対面診察と同様に健康に配慮した治療が行えます。
AGAヘアクリニックでは一人ひとりに合わせたAGA治療プランを提案するだけでなく、対象期間において治療効果が認められない場合の「全額返金制度」を設けるなど、AGA治療に不安のある方でも通院しやすいようにアフターケアも行っています。
AGA治療法 | 飲み薬(フィナステリド・デュタステリドなど) 塗り薬(ミノキシジル) |
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主な治療費用 | ■維持・予防プラン(内服薬) 初月0円~ 次月以降:3,600円~/月 ■まずは発毛を実感したい(内服薬) 10,800円~18,000円/月 ■より効果的な発毛を目指したい(内服薬+外用薬) 22,800円~31,000円/月 |
カウンセリング費・診察費等 | 初診・再診・カウンセリング料:無料 オンライン診察料:無料 |
血液検査 | 3,000円~5,000円 |
支払い方法 | 現金・電子マネー・クレジットカード・銀行振り込み |
オンライン診療 | カウンセリングから治療薬の処方まで完全対応 治療薬の送料:520円 |
公式サイト | https://agahairclinic.or.jp/ |
銀座総合クリニック(銀クリ)
- カウンセリングから治療薬処方まで対応のオンライン診療が利用できる
- AGA遺伝子検査を1回19,800円(税込)で受けられる
- 再診料・カウンセリング料は無料
- クリニックが独自開発した「メディカルボードスケール法」を導入
投薬治療 | 注入治療 | 植毛 | オンライン診療 |
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〇 | 〇 | × | 初診からOK |
銀座総合クリニック、通称銀クリは東京と大阪に2院あるAGA専門のクリニックで、カウンセリングから治療薬の処方まで対応しているオンライン診療も利用できます。
初診料は初回の治療費が含まれており、再診料やカウンセリング料は無料なので、AGA治療が必要か相談したい方も利用しやすく、治療費用以外の料金を抑えられます。
銀座総合クリニック(銀クリ)では、内服薬を用いた投薬治療のほかに注入治療によるAGA治療が受けられ、毛量変化を数値化して判定する「メディカルボードスケール法」を独自に開発して導入することで、客観的に治療効果を判定できるでしょう。
また、将来AGAになるリスクを測定できるAGA遺伝子検査を1回19,800円(税込)で希望者に行っているので、AGA治療が必要か気になる方や、遺伝子的にAGAを発症するリスクを診断して予防や対策をしたい方は利用してみるといいでしょう。
AGA治療法 | 飲み薬(フィナステリドなど) 注入治療(メソセラピー) |
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主な治療費用 | ■内服薬 初月1,000円/月 2ヶ月目以降 2,000円~19,250円 ■注入治療 19,800円/回 |
カウンセリング費・診察費等 | カウンセリング料:無料 初診料:治療費に含まれる 再診料:無料 |
血液検査 | 5,500円 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード |
オンライン診療 | カウンセリング・初診対応(再診以降はメール等で調整する必要あり) 治療薬の送料:カウンセリング時にお尋ね下さい |
公式サイト | https://www.gincli.jp/ |
B&Hメディカルクリニック
- カウンセリングから治療薬によっては処方までオンライン診療が利用できる
- オーダーメイドのAGA治療を提案してくれる
- カウンセリングは専門のカウンセラーが行っている
- 全額返金保証などのサポートがある
投薬治療 | 注入治療 | 植毛 | オンライン診療 |
---|---|---|---|
〇 | 〇 | × | 初診からOK |
B&Hメディカルクリニックは東京と神奈川にあるクリニックで、カウンセリングから治療薬によっては処方までオンライン診療が利用できます。
AGA治療のほかにダイエットの診療を行っているクリニックで、AGA治療では内服薬と外用薬を用いた投薬治療と注入治療による治療を行っています。
専門のカウンセラーがカウンセリングを行い、治療の説明はもちろん一人ひとりの症状や予算などの希望に合わせてオーダーメイドの治療法を提案してくれます。
また、治療をスタートしてから発毛が認められないと医師が判断し条件が合う場合には、治療にかかった費用を返金してくれる「全額返金制度」が利用できます。
B&HメディカルクリニックではLINEやズームなどを使用したビデオ通話によるオンラインのカウンセリングや診療が行え、処方される治療薬によっては会計までオンライン上で行えます。処方内容によっては対面での診療が必要になる場合がありますが、AGA治療が必要が気になる方は無料カウンセリングを利用してみるといいでしょう。
AGA治療法 | 飲み薬(プロペシア、ザガーロなど) 塗り薬(オリジナル外用薬) 注入治療(ノーニードル発毛メソセラピーなど) |
---|---|
主な治療費用 | ■抜け毛防止(内服薬) 初回 1,650円 ■発毛実感(オリジナル内服薬) 初回 3,300円/月 2回目以降 6,600円~7,700円/月 ■毛髪再生治療(注入治療) 初回16,500円※1 |
カウンセリング費・診察費等 | 初診料:無料(処方される内服薬によっては5,500円) 再診料:無料 カウンセリング料:無料 マイクロスコープ診断:無料 |
血液検査 | 無料 |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・医療ローン・銀行振り込み |
オンライン診療 | カウンセリングから治療薬の処方まで完全対応(処方内容によっては1度来院する必要あり) 治療薬の発送料:無料 |
公式サイト | https://clinic-bh.com/ |
(※1)コース契約の場合
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AGAの見分け方と抜け方の特徴ーまとめー
日本人男性の3人に1人が思春期以降に発症すると言われているAGA(男性型脱毛症)は、正常な抜け毛と何が違うのか、AGAの見分け方について紹介しました。
AGAは進行性の脱毛症のため適切な治療を行わないと、どんどん薄毛が進行してしまいます。
AGAの初期症状に当てはまる方、セルフチェックリストに1つでも当てはまる項目がある方は、「AGAになる可能性」または「AGAを発症している可能性」があるため、AGAクリニックの無料カウンセリングを利用して相談してみるといいでしょう。